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岡本有佳

性暴力・性搾取に取り組む若手活動家ツアー報告 第四日目と第五日目最終日

更新日:2020年6月9日


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9月に行われた若手活動家ツアー、ブログでのご報告は今回で最終です。

来年1月26日に都内で報告会を行う予定です。詳細が決まりましたらこのブログでも告知いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。どうぞお楽しみに!

9/23(土)第4目

■午前中、全国連帯などの活動家・研究者との懇談会。

  • デジタル性犯罪シンポジウム

「媒介される欲望、取引される体〜韓国と日本の性売買、デジタル性暴力の実態」

中央大学で開催された同シンポジウムに参加し、日本の現状と問題点を発表した。200人をこえる参加者が集まった。200以下、発表テーマと発表者。

  • 日本のJKビジネスと少女たちの現実 :仁藤夢乃 (Colabo代表)

  • 日本のAV産業の実態と被害事例:金尻カズナ(PAPS,ポルノ被害と性暴力を考える会)

  • デジタル性暴力の区分と実態についての総合分析:ハ・イェナ(DSODSO、デジタル性犯罪アウト代表)

  • 韓国の性売買とデジタル:イ・ハヨン (性売買問題解決のための全国連帯)

  • 日本におけるセックスワーク論:小野沢あかね (立教大学)

  • 日本のAV とフェミニズム:金富子(東京外国語大学)

  • 韓国性売買/デジタル性暴力法の現況と課題-処罰法を中心に:ジャン・ダヘ(韓国刑事政策研究院附研究委員)

  • 韓国の10代の性売買の実態と対策:チョ・ジンギョン代表 (10代女性人権センター代表)

9/24(日)第5目

■戦争と女性の人権と戦争博物館

ソウル麻浦(マポ)区ソンミ山に2012年にオープンした戦争と女性の人権と戦争博物館のを見学し、日本軍「慰安婦」問題の歴史とともに、問題解決運動の歴史と意味などを学びました。地下にある企画展示館2では、特別展として、ベトナム戦争で韓国軍によって性暴力被害を受けたベトナム女性の痛みを紹介していました。

特別展ではベトナム戦争で韓国軍によって性暴力被害を受けたベトナム女性の痛みを紹介

平和のウリチプ

            金福童さん(右)と吉元玉さん

日本軍「慰安婦」ハルモニたちのシムト(シェルター)「平和のウリチプ」を訪問し、金福童さんと吉元玉さんのお話を伺いました。 

体験を話してくださるお二人の勇気に心打たれた参加者たち。日本からの参加者から、「慰安婦」問題や性搾取の問題を解決するむずかしさが語られると、ハルモニからは「一人より二人、二人よりみんなで一緒になって解決していこうとしていけば大きな力になっていく。日本と韓国の若者がおたがいに助け合っていってほしい」と話されました。


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