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執筆者の写真love965

6月9日土曜日、キボタネ発足1周年記念シンポジウム開催します!

更新日:2020年6月9日


昨年6月9日に発足した「希望のたね基金(キボタネ)」が1周年を迎えます。キボタネは1周年記念イベントとして以下のシンポジウムを開催します。

メインでお話いただく康誠賢さんは、米国立公文書管理局で朴永心さんの映像や、中国騰衝で「慰安婦」女性たちが敗戦時に虐殺されたことを示す映像を発掘しました。これらに関する写真は、すでに90年代初めに発見されていましたが、当時、米軍では写真撮影者と映像撮影者がペアで動いたことに着目して、膨大なフィルムの中から同じ場面を撮った映像を発見し、同時に文書資料も発掘することによって、より立体的な事実解明をおこなってきました。ずさんな文書管理が問題になる中で、公文書を保存すること、保存しているからこそ解明できる事実について確認し、さらに、これを若い世代にどう引き継いで行くのかについても、考える時間にしたいと思います。

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キボタネ一周年記念シンポジウム 今、よみがえる公文書

~記憶し、つなげる日本軍「慰安婦」問題~

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日時:2018年6月9日 14:00~(13:30開場)

場所:早稲田大学・戸山キャンパス38号館AV教室

〒162-8644 新宿区戸山1-24-1

発言者康誠賢(カン・ソンヒョン)聖公会大学東アジア研究所研究教授

林博史 関東学院大学経済学部教授

豊田真穂 早稲田大学文学学術院教授

資料代:1000円(学生無料)

1991年1月、吉見義明さんによる公文書の発見は、「慰安婦」問題を大きく動かしました。一つの公文書が歴史を変える力を持つことを、私たちは生きた歴史を通して知りました。公文書が正しく保管され、公開されることが民主主義に最も求められることでもあります。「慰安婦」関係に関わらず、第二次世界大戦に関する多くの資料は、米国立公文書記録管理局によって保管されています。膨大な資料の多くが読み解かれることがないまま時を経てきましたが、近年、韓国人研究者等による日本軍「慰安婦」資料発掘が急速に進んでいます。その中には、これまで正確に知られていなかった資料も発見されています。キボタネの一周年記念イベントとして資料発掘の中心的役割を果たしている康誠賢氏、幅広く海外での資料調査・発掘をおこなってきた林博史氏、「慰安婦」問題を考えるために若者世代と一緒に資料や証言をよみとく作業をしている豊田真穂氏をお招きします。重要な書類のずさんな管理、意図的な紛失、改ざん。公文書があまりにも軽く扱われるこの国。もしかしたらその歴史は、敗戦時に日本軍が公文書を大量に焼却したことに始まるのかもしれません。本来、日本こそが保管するべきだった日本軍の戦時性暴力に関わる資料が、他国の公文書館でどのように留められ、そこから私たちは何を知るべきなのかを考える機会にしたいと思います。是非とも、足をお運びください。================================================

※康誠賢さんたちソウル大チームの資料調査は、写真と映像、文書資料を包括的に発掘して、立体的な事実解明をはかるところに、その特徴がある。そうして米国立公文書管理局(NARA)で発見された、朴永心さんの映像、中国騰衝で「慰安婦」女性たちが敗戦時に虐殺されたことを示す映像等は、すでに90年代初めに発見されていた写真を補強する映像資料だ。当時、米軍は写真撮影者と映像撮影者がペアを組んで動いたため、写真があれば、ほぼ同じ状況を撮った映像もあることに着目して、膨大なフィルムの中から既に発掘されている写真と同じ場面を撮った映像を発見することに成功した。合わせて、写真と映像の内容を示す文書資料も発見している。=================================================


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