top of page

【2021若者PJT】川田文子さんの運動史聞き取り感想文

更新日:2022年8月1日

石田 凌太


4月25日(火)に第2回、5月8日(土)に第3回目の川田文子さんへの聴き取りを行いました。両日ともに約2時間半お話いただきました。内容は、これまでの日本軍「慰安婦」被害女性たちとの出会いと交流、「在日の慰安婦裁判を支える会」などの運動について語っていただきました。

「慰安婦110番」をきっかけに、日本国内にもあった「慰安所」で被害に遭われたと思われる女性や宋神道さんと出会い、そこからどのような経緯で裁判をすることになったのかという話が印象的でした。裁判をするという決断は宋さんにとって簡単に決められるものではありませんでした。何度も彼女のもとに足を運び、宋さんの話を丁寧に聞いてきた川田さんだからこそ、彼女の意思を尊重しつつ、最終的に裁判をするという選択になったのだと思いました。

また、運動に一貫して関わり続けていた川田さんが、ご自身にとってはそれをやり続けることが当たり前に重要なことであり、同時に仲間との交流が楽しかったと笑みを浮かべて話している姿から、川田さんが日本軍「慰安婦」問題に関わり続けてきた原点を垣間見た気がしました。要所要所でお話しされた「間引き」にまつわる子守唄への関心やご自身の生い立ちなどからも、川田さんの経験してきた時代背景や世界を感じることができました。計3回の聴き取りを経て、川田さんの人生のほんの一部ではあるけれど、日本軍「慰安婦」問題解決運動史を知る上では非常に重要な軌跡を一緒に辿ることができました。これらの活動が川田さんにとってどのような意味を持つのかを考えることで、私自身のこの問題との向き合い方をさらに深く考えるきっかけとなりました。

最後に、語りきれなかったことの方が多いとは思いますが、計3回の2時間半のインタビューという大変なプロジェクトにご協力してくださりありがとうございました。

閲覧数:189回0件のコメント

最新記事

すべて表示

連続講座第2回「東アジアの平和と民主主義」報告

【第2回】「東アジアの平和と民主主義」 日時:2024年1月14日(日)19:00~21:00 李泳采(イ・ヨンチェ)さん(恵泉女学園大学教授) magi 元々予定していた講師がケガの手術のため、李泳采さんが同じテーマで民主化運動記念事業会の活動を中心に、より幅広く韓国における民主化運動と過去清算の記憶・継承運動についてお話してくださいました。 今回の講座では、1980年の5・18光州民衆抗争や1

連続講座第1回「私たちには記憶すべきことがある」報告

【第1回】「私たちには記憶すべきことがある」 日時:2023年12月10日(日)19:00~21:00 真鍋祐子さん(東京大学東洋文化研究所・教授) 坪井佑介 希望のたね基金では2023年12月10日に第1回キボタネ連続講座を開催しました。第1回は本連続講座の総タイトルでもある「私たちには記憶すべきことがある」というテーマで、真鍋祐子さんにお話いただきました。『私たちには記憶すべきことがある』は韓

bottom of page