連続講座第4回「私たちも継承者であろう!-Pa mana Rin Tay!-」報告
日時:2024年3月10日(日)19:00~21:00
<パマナ・リン・タヨ Pamana Rin Tayo(PART)>
田中麻子
最終回である第4回目はパマナ・リン・タヨ(Pamana Rin Tayo /PART)の福田美智子さん、沖本直子さん、佐藤智美さんにお話していただきました。ロラ(=フィリピンの「慰安婦」被害者)たちの体験を伝える活動をおこなっているPARTは、キボタネで活動する若者たちと同世代のメンバーも活動している団体です。
福田さんは自身が「慰安婦」問題に関わることになったきっかけとロラたちとの出会い、PARTの活動を始めた経緯を話してくださいました。沖本さんはPARTで実際に行っている、ロラたちの家族へのインタビューを絵本にしてその絵本を朗読するワークショップを実演してくださいました。佐藤さんは自身が「慰安婦」問題にどのような気持ちで取り組んでいるか詳しく話してくださいました。
PARTでは早くから被害者の証言に寄りかからない記憶・継承を実践していますが、ロラたちと関わりながらどのように記憶・継承をしていくか試行錯誤する過程を伺うことができ、私たち被害者と直接関わることの少ない世代の記憶・継承の活動の大きなヒントになりました。また、同世代の活動家がどのような思いで取り組んでいるか伺えたことはとても刺激的で、連帯を深めることができた回でした。
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